炭素埋設は、炭が持つ力をもって環境を改善する技法で、

楢崎皐月氏によって提唱された

「静電三法(植物波農法・物質変性法・人体波健康法)」の植物波農法であり、

その中の大地電流調整を目的とした技法のひとつです。

※以下「楢崎研究所(植物波農法)」から引用

(戦後当時)我が国においては農産物に対する生産力が飽和点に達しており、技術的にも高度に発達して、もはやのびる余地もないと思われている。

しかし、楢崎皐月は農業という産業を近代産業の進歩度までに引き上げるためには農業技術がもっと理学化される余地があるとの視点から

静電三法「植物波農法」の研究を行った。

楢崎皐月を中心とする「植物波農法」の研究では、

食糧生産の農業技術を高度化させるために、全国的な規模で膨大な数の調査、実地試験を行った。調査・実施試験の成果として200余種のテクニック(技法)に整理し、取りまとめた農業技術を「植物波農法」と呼称した。

植物波農法概要

1.大地電位、大気電位の調整に係わる技術面  50種類
2.地力物質並びに給与物質の電位調整に係わる技術面  64種類
3.輻射圧の調整に係わる技術面  75種類
4.種子・種苗の電気特性改善にかかわる技術面  9種類
5.相似象による劣勢線の観測に係わる技術面 8種類 
6.地下推肥の製造使用に係わる技術面 9種類 
7.損傷電位の利用に係わる技術面 21種類 である。※引用ここまで

 

楢崎氏の仮説 検証 結果

楢崎氏は当時陸軍省からの要請を受け、満州の製鉄試験所長として渡満しました。

その際、同設備、総材料を使用しても、製鉄の品質に差が出る事を疑問に思い、

その原因のひとつに、大地の電位差が関係しているのではないかという仮説を立て、

検証を行いました。その結果、土地において電位差が少なく安定している場所では、

品質の良い製品ができ、電位差が大きく不安定な場所では電位差が少ない所よりも品質の劣る製品が出来るという事を発見し、その結果、貧鉄から品質の高い鋼の製造に成功しました。

 

優勢地と劣勢地における調査結果

また、優勢地と劣勢地において調査を行ったところ、以下の結果を得ました。

1.

優勢地に住居する人は、いずれも健康的で病人がいなかった。

劣勢地に住居する人たちは、病気がちであり、調査家族全てに病人がいた。

2.

優勢地に位置する養鶏所は、産卵率が高く、病気の鶏はいなかった。

劣勢地に位置する養鶏所は、産卵率が悪く病気の鶏も多い。

3.

優勢地に位置する牛舎、豚舎はいずれも飼料の腐敗がきわめて少なく、動物の健康も良好の状態だった。牛の場合は乳量 が多く、豚は肥育が順調で早い。

劣勢地に位置する牛舎、豚舎の場合は、牛の乳量 は少なく、豚の肥育は不良、病気のものが多く健康度は不良であった。

4.

神社の位置と建物を、18カ所調査したところ、いずれも優勢地に位置し、

建物の損傷はなかった。

5. 寺院については27カ所調査し、そのうち優勢地帯に位置するものが21カ所、普通地帯に位置するものが6カ所であった(6カ所のうち、5カ所の寺院は建物が改修されていた)。
6. 新しく建てられた学校(9カ所)、工場(18カ所)の用地を調査したところ、いずれも優勢地であった。建物の傷みが早く、業績不良の傾向を示すものが多かった。楢崎博士たちは、これらは、元は農地だったが、農作物の出来が悪いために安い価格で提供されたものであろうと推定している。
7. 劣勢地の部分の道路は、強固に舗装されていても、常に破損しやすく、何回も補修工事が行われている。これは該当する15カ所を継続して観察した結果である。
8. 交通事故の多発する「魔の踏切」とか「魔の場所」と言われているところは、例外なく劣勢地である。該当する24カ所を継続して調べた結果 、3ヶ月で総計72件の事故があり、甚だしく事故が多かった。
9. 劣勢地に作られた工場は不良品が多く、従業員の病欠が他よりも多い。たとえば染色工場では、染色の色が冴えない、染めむらが多いなどの傾向があった。染色工場15カ所のほか、織物、煉瓦、陶磁器、食品などの工場でも同様であった。

  

電位差が起きる理由

さて、優勢地に電位差が少ない理由の一つに、

そこには電子(e-)が多く存在し、継続的に電荷中和が起きているという事が考えられます。

劣勢地のプラスにイオン化した物質は、電子(e-)の供給が乏しい状態であり、

その結果として電位差が大きくなると考えられます。

 

何故地中に埋めるのか

楢崎氏は電位差の解消方法として、電子を多く持つ炭を使用する事を提唱されました。

地中に電気の通りやすい炭を埋設する事でアース※の役割をし、地中と地上の電位を等しく調整します。上記の理由から炭素埋設に使用する炭は、電気的に性能の高い炭=高温度で焼成され、不純物が含まれていない事が求められます。

※地中と地面に遮蔽物がある場合にはアース線を併用する事もありますし、

あえて地上の高い位置に導線を設け、より広範囲の改善を目指す事もあります。

 

高圧電線による影響

高圧電が発する電磁波による人体的影響については、未だによく分かっていないことが多く、何とも言えませんが、悪影響があるとお考えの場合は、将来起きうるリスクの除去として炭素埋設を行う事も選択肢の一つだと思います。炭素質が電磁波を吸収放射する事でその場に循環ができ、無秩序であった電磁波における環境が改善される可能性があります。ちなみに私の自宅は高圧電線が近いので、多めに炭素埋設をしてあります。

 

炭素埋設による効果【わたしの体験談】

会社の敷地内には某社製の炭1か所、高機能炭1か所の合計2か所に埋設されています。

埋設から6年後に会社の磁場測定を行ったところ、炭素埋設以前と比べるとかなり電位差が解消されており、

その効果は2箇所の埋設箇所のうち、高機能炭で施工した場所の方が高い事も分かりました。

会社の変化としては、以前と比べると静寂感が増し、心地よい爽やかな風が吹くようになった気がします。

 

全てが炭素埋設のおかげとは思いませんが、

社内や社外の人間関係も好調であるのを見ると、改善のきっかけになったと言えるのではないかと思います。

ただし、会社よりも生活空間である自宅の方が効果は実感できるように思います。

自宅には1か所の炭素埋設【多めの700ℓ】と床下にもみ殻高機能炭を300袋敷設してあります。

自宅埋設後の変化としては、切り花を入れておくと根が張りやすい、

草花がよく育つ(育ちすぎて困る事もあります)嫌な臭いが早くなくなる、

建材に使われている木の香りや畳の香りを強く感じる、食材の鮮度が長持ちする、発酵がしやすい、

などが挙げられます。

ただし、優勢化した環境の中で過ごしているとそれが当たり前になる様で、

当初感じた感覚は段々と「あたりまえの日常」に変化しているように思いますが、

きっとそれでいいのだろうと思います。当たり前の様に過ごす環境の質が高まっていく事は

周囲に良い影響を与える事でしょう。 

  

施工実績(2023年現在) 100数十件

 

山梨 長野 山形 東京 埼玉 千葉 神奈川 茨城 静岡 栃木 群馬 静岡 京都 大阪 岩手 他

 

 

参考図書

 

静電三法ー植物波農法・

物質変性法・人体波健康法

楢崎皐月 

初版発刊 1958年

植物波

 

松原喜一

摂動

 

松原喜一


 

「植物波」「摂動」について。

松原喜一さんは楢崎皐月氏のお弟子さんで、富山県南砺市にて獣医師をされておられました。

日本で唯一の、静電三法を応用した町づくりを行った方でもあります。

松原さんが亡くなる3か月ほど前に、2度目となる訪問をし、改めて楢崎皐月氏との思い出や、

楢崎氏が戦後率いていた科学者達の会の事、静電三法を活用した養豚の話、など様々なお話を伺いました。

議員をされていた頃、海外視察で世界の名画が描かれた場所に行くと、そこは例外なく優勢地であったというお話は、

今でも記憶に残っています。この2冊は松原さんより直接譲り受けたものであり、今は絶版ですが、

静電三法では説明が難しくて分からなかった内容が分かりやすく書かれており、非常に参考になる本です。


 3年間という短い期間ではありましたが、数か月に1度栃木県益子まで出向き、

武夫さんに多くの事を教えて頂きました。 今思えばとても貴重な時間でした。



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