煙の出ない炭(炭素質99%以上)

 

一口に炭と言ってもたくさんの種類があります。

炭素埋設で電位調整を行うには導電率が命です。

導電率が高い炭としては、一般的に備長炭や竹炭が有名ですが、焼成時の温度や、窯に置かれた位置により、有機物が多く残っている場合があります。

これら有機物が残っていると、理想とする性能が得られず、

土の中などの微生物による有機物分解が進むと、せっかく締め固めた炭の中に空隙が生じ、施工箇所の沈化が起こる可能性もあります。

 

その為、炭素埋設に使用する炭は、有機物が殆ど無く、炭素質の割合の高いものが理想です。しかしながら、私が炭素埋設をスタートした19年前は、まだその様な炭は手に入りませんでした。炭素埋設業者さんの中には「波動」という概念を基準に炭を選んでいる方もおられますが、私は可能な限り科学的な視点を軸に進めて行きたいという思いがありましたので、もしその様な炭と出会えたら、自信を持って自ら炭素埋設を行おうと考えていたのです。そして2012年、ようやく求めていた炭と出会うチャンスが訪れました。

その炭は「燃えない炭」、つまり燃やそうとしても燃えない程、炭化の進んだ炭でした。

すぐさまチェッカーにてΩを確認すると、思った通りの優れた結果が得られました。

消臭性能も活性炭を上回ります。焼成もバッチ式で行うので、炭焼き職人が行う様な高度な伝承技術や労力も要りません。この炭であれば、高性能、高品質、低価格の炭素埋設施工が実現できます。

 そして更に、この炭を更に細かく粉砕する事により、空隙を減らし、

炭素質の密度(量)を最大にしています。粉砕により、炭素質の密度が通常よりも2割以上アップし、電気的な性質も高まります。また、炭は水分を吸うと比重が高くなりますので、弊社では㎏ではなく、必ずℓを基準とした施工を行っております。

また、特注になりますが、不斉炭素の多い竹炭での施工も可能です。 

 

 

通常の炭よりも炭化が進んでいるため、軽く、不純物が少ないためキラキラしています。

 

 

 

 

 

 

 

一般的な炭

 

不純物が残っているのが見える。

 

 

 

 炭素埋設用炭

 

 

 

 

不純物が残っていない。

 

 

 

美しいのも高機能炭の特徴のひとつです

 

 

 

 

 

 

 

■ 比較データ

 

炭化温度:700℃前後

無機化:100%無機物

比重:0.28~0.3

比表面積:300m2以上/g

Ph:弱アルカリ(9前後)

 

埋設用炭                      一般炭 

炭化温度     高い(700℃前後)           低い(500℃以下)

炭化温度状態 全て一定                                窯内部の位置によりムラあり

無機化        100%無機物                有機物含む

炭素固定率  95%以上               45~65%

比重           0.28~0.3、軽い             0.7~0.8、重い

比表面積     300m2以上/g               50m2以下/g

Ph             弱アルカリ(平均9前後)        弱酸性(5~7)

通電性        あり(無機炭特長)       材質による

 

埋設用炭                       活性炭

製造法     高温バッチ式真空炭化(1工程)   低温炭化後、賦活処理(2工程)

炭コスト  安価(製造1工程のため)        高価(製造2工程のため)

原料        バイオマス全般              木・ヤシ殻・石炭等限定

無機化     100%無機物                100%無機物

比重        軽い                                              軽い

比表面積  300m2以上/g             1000m2以上/g

Ph          弱アルカリ(平均9前後)      強アルカリ(13前後)

通電性     あり                  あり

通気性     優れる               優れる

保水性     優れる               優れる

 


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